党首討論後、立憲民主党など野党が国会会期末の16日までに菅義偉内閣に対する不信任決議案の提出を検討する政局が緊迫する中の事故だけに自民党の怒りは収まらないという。

 菅首相は野党が内閣不信任案を提出した場合は、「解散の大義」になると述べ、自民党の二階俊博幹事長は提出された場合は「直ちに解散の決意」とけん制していた。自民党幹部がこう続ける。
 
「若い議員の中では目立つのが好きなやつだが、こんな不祥事で目立ってどうするんだ。緊急事態宣言中で衆院の解散総選挙がいつあってもおかしくない状況なのになぜ、都内をウロウロしているんだ?。内閣支持率が落ちて頭が痛いのに何をしてくれるんだ。次の衆院選では宮崎1区は候補者を差し替えた方がいい、という強硬意見も党内で出ている」

 批判は武井議員の身から出た錆だろう。(AERAdot.編集部 今西憲之)

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今西憲之

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大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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