「前作では、新垣結衣さんは勉強嫌いのコギャル学生ながら東大に合格するという設定でした。その後、彼女がどんな人生を歩んだか気になっているドラマファンも多いでしょう。また、新垣さんの代表作『逃げるは恥だが役に立つ』の演出を務めた石井康晴さんが『ドラゴン桜』の監督チームにも入っているため、サプライズ出演に信ぴょう性を与えているのですが、新垣さんは今回の電撃婚で所属事務所を退所しているので、なかなか難しいのではないでしょうか」(前出の制作スタッフ)

 前作から16年もたてば境遇が変わるのも無理はない。そう考えると、デビューから20年以上、事務所の看板を背負い、数々の大役をこなし続けてきた長澤はモンスター級の女優だろう。

■美容のためにコオロギを食べている!?

 長澤まさみの女優人生は2000年1月、「第5回東宝シンデレラ」のグランプリを受賞したところから始まる。2004年には映画「世界の中心で、愛をさけぶ」でヒロイン役を務め、興行収入85億円という大ヒットとなった。テレビ情報誌の編集者は言う。

「白血病を抱えたヒロインを演じるにあたり、頭を丸刈りにして熱演したことが彼女の転機となりました。以来、ラブコメや大作映画のヒロインを演じてきましたが、『セカチュー』ほどの大ヒット作品には恵まれてこなかったのも事実。しかし、2018年に連続ドラマとして始まった主演作『コンフィデンスマンJP』は高視聴率とは言えなかったものの、映画化され1作目が29.7億円、2作目が38.4億円と久々の大ヒット。ヒロイン役のイメージが強い彼女ですが、やっと主演作で当たり役を手にしました。3作目も制作予定なので、今後は彼女の代表作となっていくでしょう。昨年は女優生活20周年を記念して『ガールズ&ボーイズ』という独り舞台をおこなう予定でしたが、コロナ禍で中止に。30代になって舞台の仕事が徐々に増えており、今後は舞台女優としてもその才能を発揮していくと思います」

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代表作となる大ヒットドラマがほしい