休養を発表した深田恭子 (c)朝日新聞社
休養を発表した深田恭子 (c)朝日新聞社

 女優の深田恭子(38)が「適応障害」と診断され、休養することを26日に発表した。所属事務所の発表によると、深田は昨年の春頃から体調を崩しがちとなり、今月に入って医師から適応障害と診断された。7月から始まるフジテレビ系の連続ドラマに主演予定だったが降板する。

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 深田はこの発表の2日前の24日、都内で開催されたイベントにノースリーブの真っ赤なドレスを着て登壇した。いつもと変わらぬ笑顔を見せていたが、時折疲れを感じさせる表情も。ネット上では、「深キョンちょっと痩せすぎのような…。無理してないかな」、「声がかすれていてしんどそうに感じました。ちょっと働きすぎでは」など心配のコメントが多く寄せられていた。

 適応障害は、社会生活をする上で身の回りのストレスの原因に適応できず、社会生活に支障をきたす精神疾患。この症状で会社を休職したり、学校に通えなくなった人は決して珍しくない。大手新聞社に勤務する男性(35)もその一人だ。「自分はプラス思考の性格で、子供の時からあまり悩まないタイプだったので、34歳の時に病院で適応障害の診断を受けた時は驚きました」と振り返る。男性は33歳の時に社内の部署移動で業務内容が変わったが、うまくこなせず日に日に焦りが募ったという。仕事でミスできないという重圧から、緊張で手の震えが止まらなくなり、めまいに襲われた。朝起きるのも辛くなり、電車に乗ると不安に襲われて途中下車を繰り返した。5か月後に病院に診察を受けたところ、「適応障害」と診断されて会社を休職。半年後に復帰して、現在は休職前と別の部署で働いているという。

「病名を言われた時は安心しました。自分が怠けていると思っていたので…。今は完治とまではいかないけど、日常生活に問題はありません。とにかく無理をしないこと。以前は1人で仕事の悩みを抱えていたのですが、今は周りに相談しています。無責任に思われるかもしれないですが、辛かったら逃げてしまえばいいぐらいの楽な気持ちでいます。深田さんは芸能界の第一線でずっと活動してきて、気づかないストレスが心身に掛かっていたのだと思います。頑張らなくていいです。復帰期限を設定せずにゆっくり、ゆっくり休んでほしいですね」

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