25日からスタートした交流戦は6連戦が3週間にわたって行われる。SNS、ネット上では「目先の白星も大事だが、この継投策だとリリーフ陣は夏場前に全員つぶれてしまう」、「デラロサは調整不足かもしれないが、1軍に上げたのだから9回を託すべきだと思う。今のままでは高梨、鍵谷がつぶれてしまう」と疲労が蓄積する救援陣に心配の声が多い。

 理想は7回に高梨、鍵谷、8回は中川、9回はデラロサの「勝利の方程式」だが、個々の状態を考えるとその構図が成り立たず、首脳陣の悩みも深い。

 右肘の違和感で登録抹消されている菅野は完投能力が高いため早期復帰が待たれるが、現在もリハビリ調整中でもう少し時間がかかりそうだ。百戦錬磨の原監督はペナントレースを勝ち抜く術を知っている。役者たちが戻ってきて本来の力を発揮すれば腰を据えた戦いができるだろう。救援陣に負担がかかるが、「マシンガン継投」はもうしばらく続くかもしれない。(牧忠則)