知人宅に身を寄せて勉強にはげむ人もいるが、過酷な試験に挑む受験生は孤独だ。学校周辺に滞在して、仲間と一緒に試験対策をする受験生は少なくない。その場合、ひきつづき学生寮に「住む」方法もある。

 在校生は後期が終了してから9月の新学期まで授業はない。実家に戻ったり長期に寮を空ける学生は、マッチング・アプリなどで寮部屋をレンタルに出し、借り手を募集する。下級生からまた借りするケースが、案外多いのだという。 

 はじめての受験における合格率は例年7割で外国人の場合は4割だ。母数が優秀なだけに、合格率も高い。

「小室さんの論文などを読む限り語学力は高く優秀ですから、合格すると思います。それでも、論文に加えて大量の択一問題で構成される試験は、非ネーティブにとっては問題を読むだけでも時間がかかり、大変であることは間違いありません」(前出の山口さん) 

 小室さんは批判のやまない日本では就職せず、現地で企業法務などの部門を視野に入れているとの見方も強い。試験の結果が出るのは、12月中旬までに判明する。眞子さまと小室さんは秋には、30歳の誕生日を迎えている。

「国民の納得と祝福」には、ほど遠い状況ではあるが、合格を確認したのち早ければ今年中に「入籍」という見方もある。

「眞子さまと小室さんの結婚問題が長引けば、皇室への国民の信頼が失墜するばかりです。宮内庁も振り回され続けている。国民の反対が強いのは、承知しています。しかし、ご本人の意思が変わらない以上、役所としてはどうしようもない。早くご結婚して、皇室から離れていただくのがいい、というのもまた、宮内庁側の心情でもあります(宮内庁OB)

 国民と皇室の間に生じた溝が埋まることは、なさそうだ。
(AERAdot.編集部 永井貴子)