「ホンマでっか!?TV 2時間SP」(フジテレビ系、4月21日放送)では、森田が2年前にEXITのりんたろー。から「独立ってどうやるんですか?」と相談されたと告白。りんたろー。いわく、当時、自分たちの要望が通らないということがあり、相方の兼近が独立を提案したそうだが、りんたろー。は独立のメリットとデメリットについて森田に相談。これに森田は「お前らは辞めたらアカン」と引き留めたという。

 また、森田には独特の笑い哲学があるようだ。さらば青春の光の公式YouTubeは登録者数38万人を超える人気チャンネルだが、他の芸人とのコラボについて「相手のチャンネルに出演するのは全然いいが、こっちに来てもらうからには、その人でオモロイことをせなあかんから、企画が考えつかない限りはやりたくない」とインタビューで明かしていた(「ENTAME next」4月9日配信)。実際、TKOの木下隆行からコラボを打診されているそうだが、木下が面白くならないとダメで、損をさせてはいけないと思ったという。

「森田は、仕事を選ばないといけない場合はたとえギャラが安くても面白そうな仕事を選ぶ、と語っていたこともありました。また、一年の中で一番しびれるのは、単独ライブのネタを作っている期間だとも。お客さんからお金をもらっているので、『満足させないといけない』というプレッシャーがすごいそうです。やはり、手抜きや妥協を一切しないタイプなのでしょう」(同)

■相方不祥事でも「記者会見は俺がする」

 お笑い評論家のラリー遠田氏は、森田のポテンシャルの高さについてこう語る。

「森田さんの芸人としての強みは、仕事に対する真面目な姿勢でしょう。ネタ作りには妥協を許さず、何時間でも考え続けてアイデアを絞り出そうとしています。一方で、芸人や業界関係者との付き合いも大切にしていて、誰からも愛されるキャラクターの持ち主です。相方の東ブクロさんはマイペースで独立独歩型のところがあるため、実質的に森田さんがコンビの営業・広報のような役割を担っています。多くの人と交流を深め、それを仕事につなげています。ゴシップ好き、女好きのキャラクターを前面に出しているので、世間のイメージはそれほど良くないかもしれませんが、そういう要素もある程度は“芸人らしさ“を演出するための戦略だと思います。実際には、仕事に対してはとことん真面目な人なのです」

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人柄が浸透すれば一気にブレークも