主力として活躍してきた中田だが、トレードの可能性がないとは言い切れない。日本ハムは12年に当時31歳の糸井嘉男をオリックスに、16年に当時28歳の吉川光夫を巨人に、17年に当時32歳の谷元圭介を中日に電撃トレードを敢行している。中田は32歳。チームは最下位に低迷し、中田が3億4000万円の高年俸であることを考えると主力を他球団に放出して大幅なチーム改革を断行する可能性がある。

 与田監督は今季が契約3年目の最終年で背水の陣を迎えている。巻き返しに向け、現有戦力で戦うのか、球団フロントが新たな戦力補強を行うのか――。今年のスローガン「昇竜復活その先へ」の実現を中日ファンは待ち望んでいる。(梅宮昌宗)