「美人なのに、自分が美人であることを自覚していない。どっかで生きづらさを感じていて、平匡さんと手さぐりで2人の関係をさぐるというプロセスがとってもよかったと思うんですよ。みんな、日本中が知っているカップルの結婚に祝福を送っているんです」

 新型コロナの感染拡大で、全国のあちこちで緊急事態宣言が発令されている中での結婚発表となったことについては、次のように話す。

「結婚式を延期しようというカップルがいたり、恋人同士だってマスクしなきゃ会えないという状況の中でも、純愛を貫くという爽快感がありました」(碓井氏)

 リアル逃げ恥婚に祝福ムードが漂ったが、今回の発表でもう一つ驚きがあった。新垣が公式サイトで、結婚を発表すると同時に、所属事務所との契約終了を同時発表したのだ。

<上記とは関連性のない事で大変恐縮ですが、この度、私、新垣結衣はレプロエンタテインメントとの専属マネジメント契約を終了し、今後は個人として活動していくことになりました。熟慮の末、お仕事を始めてからちょうど20年という節目に皆様にご報告する運びとなり、なんだかまるで二度目の成人式を迎えたような……>

 先月15日には、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、小栗旬の相手役として出演することが、発表されたばかり。

 芸能事務所関係者も率直にこう話す。

「『上記とは関連性がない』という言い回しも、えっという感じでした。新垣にとっては初の大河ドラマ挑戦で、それが発表されたばかりだったので、なおさら急な感じですね。芸能界デビューしてから20年たち、独立したいと思い描いていたことも、背景にはあったのかも」

 事務所の後輩として、女優の内田理央、川島海荷らも育ってはいるが、ガッキーは女優としては芸能人トップクラス。事務所の看板女優のはずだ。

「レプロさんに限らず、どこの大手事務所も本社を売却したり、移転したりと、芸能界がとても厳しい時代。そんな中、看板女優である新垣の独立を許したのは、彼女の長年にわたる貢献度があったと思います」(前述・芸能事務所関係者)

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