確かにドラマで事前に結婚へのプロセスを踏んでいったようにも思えるが、岡野さんは別の視点でも注目している。

「今年1月に放送された新春スペシャルの『逃げ恥』では、ワンオペ育児の新垣さんの役のみくりを見かねた星野さんの役の平匡が“僕も手伝うよ”というシーンがあったんです。みくりは“手伝う”っていう言葉にキレるわけですが、ワンオペ育児の妻は夫に言われるこういうひと言に怒っているわけですよ! ドラマとはいえ、こういうところまで学んでから結婚したというのは大きいと思いますね」(岡野さん)

 共演者同士の結婚というのは、形はどうであれ長くいい関係が続くとも岡野さんは指摘する。

「ちょうど最近、私のYouTubeで大竹しのぶさんと明石家さんまさんのことを取り上げたんです。“最高の離婚をした夫婦”って言われているんですが、共演して結婚した2人っていうのはとてもいい関係が続くんですよ。たとえ別れたとしてもいい関係が保てる。星野さんはアーティストで、新垣さんは女優という同じ職場とは言え、職種が違うようなところもうまくいくポイントだと思います」(岡野さん)

 ドラマの中とはいえ、コロナ禍の男性育休やワンオペ育児を経験した新垣&星野カップルは末永く幸せな姿が見られそうだ。(AERAdot取材班)