「流れが速く、浮き沈みの激しい芸能界において、安定した精神状態と自我を保つために『日記』はうってつけのツールだと思います。また、希望や目標を文字に書き記すことで、それらの実現のためには具体的に何をしたら良いのか考え、行動に移すきっかけにもなりますし、嫌なことや腹の立つことがあった時のアンガーマネジメントにも最適でしょう。これがツイッターやインスタグラムだと影響力や拡散力がありすぎてしまい、本音を書くことは不可能です。一般人でさえ『SNS疲れ』が指摘され始めている昨今、アナログな日記を書いて自分をしっかり見つめ直すことのできる芸能人が今後は人気を獲得していくかもしれません」

 SNSとは違って、日記は誰の目を気にすることなく、自分の思いをつづれるのでストレス発散にもなるのだろう。まだまだステイホームが続きそうな今こそ、日記を始める好機かもしれない。(高梨歩)

著者プロフィールを見る
高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

高梨歩の記事一覧はこちら