粗品の生きざまは真似できないが、好印象を抱かれるのは「誰にも迷惑をかけていない」という部分が大きいのではないだろうか。対照的に、脱税による謹慎から復帰したチュートリアルの徳井義実に対する風当たりは依然として強い。「想像を絶するだらしなさ、ルーズさによって『やりますやります』というのが1日延び、1週間延び、1カ月延びという状態で3年たってしまった」と記者会見で謝罪し、芸能活動自粛期間を経て、昨年2月に活動を再開したが、「テレビに出てももう笑えない。追徴課税を払ったから解決済みの問題かもしれないけど多額の脱税をした時点で生理的に無理です」、「金遣いが荒いのは全然いいけど、脱税は刑法に触れる不法行為。たった4カ月で復帰したのもあり得ないし、テレビを見ても徳井は委縮して居心地が悪そうな感じがする。好きだったけどもう芸人としては見られないかな」など辛らつな声が目立つ。

 お金でダーティーなイメージがつくと信頼を取り戻すのが難しい。粗品は身を破滅しない程度に豪快にお金を使ってほしいというのがファンの願いかもしれない。(梅宮昌宗)