霜降り明星の粗品(c)朝日新聞社
霜降り明星の粗品(c)朝日新聞社

 コロナ禍のご時世もあり、節約志向が高まっている。芸人も若い世代はお金の無駄遣いをしない「優等生」が多いという。その中で、破天荒な金遣いで異彩を放っているのが「第7代芸人」のお笑いコンビ・霜降り明星の粗品だ。

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 粗品は6日に放送された日本テレビ系「ダウンタウンDX」に出演した際、ダウンタウンに貯金額を聞かれ、「口座も1個しか持ってなくて、先月も717円でした」とコメント。松本人志に税金を心配されると、「吉本にも改めて借りました。それも踏まえて700円」と明かした。

 粗品のギャンブル好きは有名だ。昨年10月には競馬、競艇で700万円を失ったことを自身のツイッターで告白。消費者金融でお金を借りたという。さらに、「700万負けてたので、競輪でもう77万負けようとしたら当たったので寄付しました」と777万円のマイナスで終える予定のはずが、競輪で249万4000円の利益を得たため、日本財団に全額寄付したことを報告した。

 豪快な金遣いが懸念されるが、SNSやネット上では、粗品に対して好意的なメッセージが多い。「粗品は実家が飲食店やっていて若い頃から商売しているからお金の大切がわかってないとかじゃないと思う。稼いだ分だけ使って、また稼がないといけない状況にすることでモチベーションがあがるってタイプなんじゃないですかね。もちろん豪快キャラみたいなところも意識しているんだろうけど、結婚もしていないんだし才能ある若い人がガンガン稼いでガンガン使うのは素晴らしいこと。ちびちび稼いで貯め込む年寄りより断然応援したくなる」、「根っからのギャンブル好きで宵越しの金は持たないって昭和の芸人並みだね、借金をしてもこれだけ売れてれば直ぐに返せるとか、ギャンブルで一発逆転出来るって感覚なのかも知れないが、ちゃんと社会貢献もしているし人徳があれば何時でもお金は貸してもらえるから大丈夫、最近の芸人は優等生ばかりだから貴重な存在ですよ」。

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