「昨年、WEBマガジンのインタビューで『一生懸命、働いている背中を見せられる親になれたら』と話していたこともあります。また、4月に放送されたバラエティー番組では、DAIGOが北川について『俺がついて行きたい存在』と明かしていたことも。家の序列が北川、娘、ネコ、DAIGOという順番だそうで、家庭は円満とのこと。しっかり妻を立てるDAIGOの優しさもあると思いますが、この序列は実にしっくりきます」(前出の編集者)

■仕事と子育ての両立に苦しんでいる!?

 仕事ではプロに徹し、育児も完璧にこなす姿は、まさにパーフェクトママといったところ。だが一方で、「完璧だからこそ心配な部分もある」と言うのは女性週刊誌の記者だ。

「視聴者からは『頑張り過ぎてないか心配になる』『完璧を求めて自滅しないで欲しい』など、SNSで心配する声も見られます。完璧を目指すも、自分が想像するレベルに達しなかったら、自分を責めてしまうことにもなりかねません。実際、北川自身がバラエティー番組で、子育てと仕事をうまく両立したいという完璧主義なところで苦しんでいると語っていたこともあり、毎日不安と闘っているとか。もちろん、北川に憧れ『私も頑張ろう』と思うママは少なくないと思いますが、もう少し力を抜いて、ストイックさとゆるさのバランスがとれれば、見ている方も安心できますし、働くママからの支持も高まるのではないでしょうか」

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、北川の出産後の変化についてこう分析する。

「これまでは割とクールビューティーのイメージが強かったのですが、復帰作となる『リコカツ』では夫婦ゲンカのシーンなどで豊かな表情と感情をむき出しにする人間味あふれる演技を披露しています。関西出身で、もともとバラエティー番組では気さくで飾らないキャラクターだったので、これから先、ドラマや映画でもそういった面を出していくと思います。確かに、あまりにもパーフェクトすぎて近寄りがたい雰囲気もなきにしもあらずですが、一児の母親として苦労や弱音、夫に対する文句などをさらけ出すことができれば視聴者の親近感を呼び、女優としてさらなる人気を獲得していくのではないでしょうか」

 女優としてこれからも引っ張りだこの状態は続きそうだが、これからは少し「息を抜く」ことも必要になるかもしれない。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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