そんな小島だが、ラジオ番組「さまぁ~ず三村マサカズと小島瑠璃子のみむこじラジオ!」(ニッポン放送、2020年5月23日放送)では、先輩からの誘いのうまい断り方を語っていた。用件を知らされずに先輩から「その日空いてる?」と誘われるも、断りたい時はどう返すかという話題に、小島は「『仮で仕事入ってます。どうしましたか?』と言うかも」と回答。まさに用件を聞けて内容によって対応もできるテクニックだが、放送されると二度と使えない恐れもある。そんな話も出し惜しみしないのは、潔いと言えるのではないか。

■「あざとい」のは百も承知!?

 小島について「ストレートで正直な発言をし続けるべきだ」と語るのは女性週刊誌の記者だ。

「例えば、『自分の顔で、好きなところにこだわるとロクなことにならない』というマネージャーの言葉により、デビューしてから1回も自分で写真を選んだことがないと、バラエティー番組で明かしていました。別の番組でも、ファーストサマーウイカを『度胸がハンパじゃない。お話も面白い』と絶賛したりと、素直に人を認めるところもある。積極的な言動から『出しゃばりで苦手』という女性はいるとは思いますが、今まで通り本音でガンガン行くべきでしょう。バラエティー対応力だけでなく、こうした人間的な魅力も伝われば、“一周回って面白い”とファンが増える日が来るかもしれません」

 TVウオッチャーの中村裕一氏は、そんな小島の今の状況ついてこのように分析する。

「芸能人に限らずスマートにはっきりとモノを言う人が少々鼻につくのは世の常です。もちろん、芸能人だからといって好き勝手に発言したり、行動したりしていいというわけではありませんが、ストレートでキレのいい物言いと、良い意味でソツのない立ち回りは彼女の持ち味です。とはいえ、常に人の目にさらされる職業であること、影響力があることを自覚し、コメントには細心の注意を払うことはSNS時代においては忘れてはいけません」

 アンチが多いのは人気があるからこそ。過去には、嫌いなタレントランキングの常連が、いつの間にか好感度タレントになっていた例もある。こじるりの評価がこれからどう変わっていくのか、目が離せない。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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