芸能界引退を表明した後もモデルなどの活動を続けることに対して、SNSでは「一般人になったんじゃなかったのか」などの批判が上がるなか、私生活でもまた世間を騒がせる出来事が起こった。

 東京など4都府県に緊急事態宣言が発令された初日の4月25日、自身のインスタグラムのストーリーに友人たちとバーベキューに出かけた様子を投稿したのだ。「海鮮うま」「焼きたてんまぁぁ」と海鮮にかぶりついている写真や、酒に酔った様子で陽気にピースサインするショットなどもあった。これにはネット上で「1年以上も会食を控えている人がいるなかで、本当に憤りを感じる」など厳しい批判の声が上がった。

 公私ともに活動を活発化させ始めた木下さんについて、民放テレビ局の番組スタッフはこう語る。

「あれだけ有名なセレクトショップやアパレルブランドとのコラボ、モデル活動などは何の後ろ盾もない状態ではできません。業界内では、木下さんが一般人になった後も元所属事務所の関係者などが仕事をサポートしているのではないか、と言われています」

 とはいえ、木下さんは元所属事務所から「信頼関係を維持することが著しく困難」と三くだり半を突き付けられた立場だ。とても古巣の関係者からサポートを受けられるような状況ではなさそうだが、それにはこんな裏事情もあるという。

「最近、元所属事務所も代表取締役が交代するなど社内で動きがあったんです。木下さんへの印象も変わってきている可能性もあります。また、何だかんだいっても、木下さんは、若槻千夏さんらとともに会社の創成期を支えた功労者です。そのため、社内には『完全に見捨てるのはかわいそうだ』と考えるスタッフもいるようです。そうした中、間接的にではあるものの、関係者を通じて木下さんの活動を支援している人物がいたとしても不思議ではありません」(同前)

 それでも、木下さんの芸能界復帰の可能性に関しては低いという見方が強い。芸能ジャーナリストの竹上光氏はこう語る。

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