テームズを想定外のアクシデントで欠いた巨人だったが、途中出場で左翼の守備に入ったウィーラーが8-8の9回に中越え決勝アーチを放つなど4安打3打点の大活躍。21安打14得点で乱打戦を制した。

 ネット上ではウィーラーの活躍と共に、大けがを負ったテームズを心配するメッセージが多く寄せられたが、中には目を疑う書き込みも。

「ウィーラーがいるからテームズがいなくても戦力的に影響はない。実際、ウィーラーの活躍がなければ試合に負けていたわけだし」

「テームズより個人的には打撃好調の香月を1軍に残してほしかった。怪我の功名ではないけど、結果的にチームはうまく回るのではないか」

 巨人ファンの40代男性は「大けがを負ったテームズに対して失礼だし、完全な誹謗中傷ですよ。SNS上で顔が見えないから何を書き込んでもいいと思っているのでしょう。怪我の功名なんかではないし、野球ファンではない」と憤りを隠せない。

 選手は一投一打に選手生命をかけて取り組んでいる。ケガをしたことを前向きにとらえる無神経な発言は、選手に対する冒とくで決して許されるものではない。失意のテームズがケガを完治させ、万全の状態でグラウンドに戻ることを祈るばかりだ。(梅宮昌宗)