これは僕の予想ですが、ディズニーご一行様を乗せたバスで浦安を回るときに、例えば、町の景観が悪く見えるものを事前になんとかしたり、町に落ちてるゴミにもかなり気を付けたりしただろうし、相当な人数の協力なくしては成立しなかったと思うんですよね。

 たくさんの人が一つになって、ディズニーランドを日本に、浦安に持ってくるという夢を掴もうとしたんです。

 そして。話戻って、バッハ会長です。バッハ会長が日本に来て何をするのか?日本で今年の夏にオリンピックを開催することが出来るのかどうかを視察に来るのでしょう。何をもって判断するのかはわかりません。事情があって、何としてでも今年開催しなければならないと思ってる人たちは、夏までには日本でコロナは何とかなる感を「演出」するのでしょうか?それが成功して、バッハが「オリンピックを開催するのは問題なし!」と言うのか?

 言ってしまうのか?どんな理由を付けて言うのか?

 もし開催するとなった時に、浦安にディズーランドを誘致した人たちの作戦やプレゼンを聞いて胸が熱くなったような気持ちになるのだろうか??

 きっと何か国民全員が何かをごまかされてるかのような気になるのではないか……。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中。YOASOBI「ハルカ」の原作「月王子」を書籍化したイラスト小説「ハルカと月の王子様」が好評発売中。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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