このとき、佳代さんが元婚約者に送ったのは、次のメールだった。

<クルージングパーティ調べて頂き有難うございます。50万円とは‥大金ですね。友人達へのお披露目に使うか、私達onlyのアニバーサリーに使うか悩むところですが‥ふたりでフランスでひっそりあげるのもいいかもです>

 また、小室さんは文書で、元婚約者が食事に連れて行く店は金額が高く、応分の負担を求められる母は、困難を感じ始めた、と書いてあった。
 
 果たして、元婚約者の男性は、経済的に余裕のない親子を高級店に連れ回していたのだろうか。

 婚約の翌10月は、小室さんの誕生日というイベントがあった。佳代さんは、元婚約者にこんなメールを送っている。

<さて、圭は明日19歳のバースデーを迎えます 今年は圭の大好きな恵比寿ウェスティンH○○○(※)でお祝いdinnerしたく思いますが如何でしょうか? 少しリッチな誕生日会食となると思われ、ご負担をお掛けしスミマセン><パピーのご都合次第で早速予約を入れるつもりです>
 
 この高級中華料理店のメニューを見ると、最も安いコースで一人1万2千円から、とある。息子の誕生日を祝うために、息子が大好きな高級レストランでのお祝いを提案する母親。小室さんに対する、佳代さんの愛情が伝わる内容だ。

 そして、小室さんが、大学の学費は、すべて自分の貯金と奨学金で賄ったと説明している通り、小室家の家計管理は、堅実だ。        

 婚約前の8月。すでに、家族のような親しさがにじむメールを、元婚約者の男性へ送っている。

<‥又又面目ないですが
 トイレットペーパーがキレてしまいました。もし購入して頂けたら幸いです>

 そして2か月後、クリスマスを一週間後にひかえた夜、元婚約者男性は、佳代さんからこんなメールを受け取った。

<仕事帰りに食料品を買い込み、薬局でトイレットペーパー等も買ったら凄い荷物になってしまいました タクシーで帰宅したのですが‥次回そのような時は、(車マーク)助けて頂いてよいですか?><図々しいでしょうか?でも700円が勿体なくて 10回利用したら7000円 一緒にフレンチ頂けます>

 もちろん、4月8日に小室さんが公表したのは、小室家から見た真実だ。双方それぞれ主張があり、どちらか一方が正義とは限らない。

 だが、小室さんの文書を読んで、「理解した」と口を開いたのは、眞子さまと宮内庁長官らと、あと誰であったのだろうか。(AERAdot.編集部 永井貴子)