「腑に落ちないことが多すぎます。行動を起こすたびに疑念が生じてしまうやり方です。金銭トラブルの問題を“放置”したまま、なぜあのタイミングでアメリカへ行ってしまったのかも疑問です。28枚の文書で、何も説明されていません。何もクリアになっておらず、何かモヤモヤしたものが残るのです。多くの人が同じように、無意識のうちに何かを感じ取っているのではないでしょうか」

 池内さんが今回、最も注目したのは、元婚約者とのやりとりが公表されたこと。

「怖いなと感じたのが、相手の了解なくこっそり音声を録っていたということ。必要に迫られてしたことかもしれませんが、まだ20歳くらいの男子が実行したことを怖いと感じます」

 今回、小室さんの文書公表を受けてニュースサイトAERAdot.では皇室緊急アンケートを実施し、結果を報じた。男性よりも、40~50代の女性による回答が多く集まった。その理由についても分析する。

「母親の気持ちで考えてしまうからでしょう。無意識のうちに、娘の結婚をイメージしてしまうのです。眞子さまと同世代の方は、宮家と結婚するわけではないので、自分の世界からは遠い問題として捉えているのかもしれません。その点、子どもをもつ親の世代の方が、相手についてリアリティがあるのです。世の母親は、『もし、自分の娘が好きになった人が小室圭さんのような人だったら…』と、眞子さまに自分の娘を投影してしまうのでしょう。結婚生活は、いつも穏やかな場面ばかりではありません。トラブルの時や判断を間違えた時に、『自分の正当性だけ頑なに主張してしまわないか』、『過ちを認めて反省し、関係を修復できる人だろうか』と、母親は心配してしまいます」

 池内さんはあくまで個人的な意見として、「もしも私の娘が小室さんと結婚したいと言ってきたら、明確に『NO』です」と話す。その理由はこうだ。

「20歳にして、お相手の了解もなく声を録音していたことや、結婚しようと言っておきながらいきなりアメリカに行ってしまったこと。『ありがとう』『ごめんなさい』が言えないこと。28枚にも及ぶ文書……。親としては賛成しかねる要素ばかりです。それを多くの母親世代が感じているからこそ、回答の多さにつながったのではないでしょうか」

 紀子さまの心情についても次のように推し量る。

「紀子さまに対して同情的な意見もあったと思います。紀子さまは以前、娘の気持ちを『できる限り尊重したい』と仰った。『できる限り』ということは、条件付きです。できないこともあるという意味であり、母親としては切ない心情ですよね」

 池内さんは最後に、こう懸念を口にした。

「将来、悠仁さま天皇陛下になる可能性が高い。眞子さまと小室さんが結婚したならば、小室さんは将来の陛下の義理の兄になるわけです。そのことも含めて、大丈夫かなと心配になります。本当の問題は、元婚約者から受けとったお金が借金か否かではなく、小室さんと彼の母親の考え方やふるまい、個人としての姿勢の問題だとみています。とても悲しいことですが、4万人近くのご夫婦を見てきた経験から、あまり良い予感がしません。ご結婚後の方が問題山積になると危惧します」

(聞き手/AERAdot.編集部 飯塚大和)