眞子さまと婚約が内定している小室圭さん(c)朝日新聞社
眞子さまと婚約が内定している小室圭さん(c)朝日新聞社
秋篠宮一家(c)朝日新聞社(宮内庁提供)
秋篠宮一家(c)朝日新聞社(宮内庁提供)

 秋篠宮家の長女、眞子さまと婚約が内定している小室圭さんの対応に国民の関心が集まっている。小室さんは8日に自身の母親と元婚約者との間の金銭トラブルをめぐる文書を公表、そのわずか4日後に元婚約者に「解決金」支払いを検討していると報道された。一連の対応で、国民の視線はよりいっそう厳しいものとなった印象だ。夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏に、この問題の本質をたずねた。

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「多くの国民が眞子さまを心配しています。皆、眞子さまには幸せになってほしいと願っているからこそ、小室さんで大丈夫なのだろうかと不安になるのです。私は、眞子さまを責めるべきではないと思っています。眞子さまご自身はクリーンで、これまで後ろ暗いことは何一つなかった。それだけに、小室さんのこの一件で幸せな結婚が危ぶまれていることが、とても残念なのです」

このように池内さんは、世間の批判が集まることについては、「眞子さまを思うがゆえ」だと指摘する。一方、小室さんが公表した文書が国民の支持を得にくかった要因については、次のように話す。

「文書では『(お金を)返してもらうつもりはなかった』という元婚約者の証言を何度も引用しています。ですが、お金を返す・返さないといったことが問題なのではなく、経済的に助けてくださった方への感謝やお礼の気持ちが全く見えないことが問題なのです。『ありがとうございます』『さまざまな対応が遅れてしまい申し訳ございません』の言葉があって当然ですが、あの文書では、ご自身の正統性を主張なさるばかりで、大変な時に助けてくださったことへの感謝やお礼の言葉が全くなかった。そして何年も経って書面を出されたことについて、遅くなって申し訳ないという謝罪もない。『ありがとう』と『ごめんなさい』が言えない、小室さんの心と姿勢の問題だと思います」

 文書公表から4日後、突然「解決金」の支払を検討しているという報道が出た。それについても国民から批判の声が上がったが、この対応から小室さんの考え方や姿勢が垣間見えるという。

「解決金を支払うなら、相手と話し合いをして合意書面を作られるのが一般的ですが、相手に話し合いも求めず、一方的に公表したことへ不信感を覚えました。元婚約者側も困惑しているでしょう。およそ法律を学んできた方のやり方ではないと感じました」

池内さんは2人の結婚が多くの国民の支持は得られていない現状についても言及。これまで4万組近くの夫婦を見てきた経験から、「良くない予感」を感じているという。

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賛成しかねる要素ばかり