中日・根尾らをプロで追い抜く? 大学・社会人に進んだ“ミレニアム世代”の現在地 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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中日・根尾らをプロで追い抜く? 大学・社会人に進んだ“ミレニアム世代”の現在地

西尾典文dot.
浦和学院から早稲田大学に進学した蛭間拓哉 (c)朝日新聞社

浦和学院から早稲田大学に進学した蛭間拓哉 (c)朝日新聞社

 大学に進んだ投手は、現時点で誰がトップになるかまだはっきりしていない状況だが、スピードに関しては加藤泰靖(志学館→上武大)がリードしている印象を受ける。昨年秋に行われた横浜市長杯(関東地区大学野球選手権)では登板した全投手の中で最速となる153キロをマーク。23球投じたストレートのうち19球が150キロを超えており、アマチュア全体でもこれだけのスピードを誇る投手はなかなかいないだろう。この春は出遅れてリーグ戦2週が終了した時点でまだ登板はないが、ここから調子を上げてくることを期待したい。

 地方大学ながら実績の面でリードしているのが金村尚真(岡山学芸館→富士大)。層の厚いチームの中でも入学直後から投手陣の一角に定着し、昨年秋にはエースへと成長。現在プロで活躍している大道温貴(八戸学院大→広島3位)に投げ勝ち、MVPとベストナインにも選ばれている。少しコンパクトな腕の振りが特徴だが、コンスタントに140キロ台中盤をマークするストレートは威力があり、制球力も高い。今後さらに注目を集めていくことになるだろう。

 東京六大学では増居翔太(彦根東→慶応大)、生井惇己(慶応→慶応大)、橋本達弥(長田→慶応大)など慶応大に好投手が多い。増居は抜群の安定感、生井は躍動感溢れる投球、橋本は角度抜群のボールとそれぞれ持ち味が異なり、強力投手陣を支える存在となっている。この春浮上してきたのが斎藤礼二(東海大相模→東海大)と秋山凌祐(愛工大名電→立命館大)の2人だ。ともに昨年まではリーグ戦での登板がなかったが、いきなり開幕戦の先発を任されて見事な投球を見せている。ともに高校時代からまとまりのある好投手だったが、大学で大幅にスピードアップし、ピッチングに凄みが出てきた。

 野手では強打者タイプに人材が豊富で、中でも森下翔太(東海大相模→中央大)、蛭間拓哉(浦和学院→早稲田大)、山田健太(大阪桐蔭→立教大)、沢井廉(中京大中京→中京大)の4人が有力候補である。森下は1年春にいきなりベストナインを獲得し、その後に行われた日米大学野球でも代表に選出。昨年は少し調子を落としたが、この春は開幕戦でいきなり2本塁打を放つなど見事に復活。確実性には少し課題が残るものの、ヘッドスピードととらえた時の打球の速さはピカイチだ。


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