<子ども向けの本や絵本には、大人にとっても学びが多いものがたくさんあります。まさに『子育ては親育て』ということを痛感する日々です> 


   
 そんな進次郎氏は「ポスト菅」の有力候補としても、名前が上がる。菅義偉首相の自民党総裁任期は9月末までで、それまでに総裁選が行われる。だが、進次郎氏は総裁選への出馬に関しては明言していない。 

 進次郎氏は父親の小泉純一郎元首相の地盤を引き継いで衆院選挙で初当選したのが2009年。それ以来、当選を重ね、次で5回目の選挙になる。 

 2回目の2012年の衆院選では18万4360票を獲得。得票数ではわずかに河野太郎行革相に及ばなかったが、 3回目の14年の衆院選では、全国で最多得票数である16万8953票を獲得した。 

「思えば、2回目、3回目の当選の頃が人気のピークでしたね。4回目の17年の衆院選の得票数(15万4761票)は下がった。19年にクリステルさんと結婚して環境相になってからはメディアに叩かれるようになりました。 結婚する前までは地元のお祭りや小さな会合にもまめに顔を出していましたが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う自粛でほとんど地元に帰って来なくなりました」(前出の地元後援者) 

  衆院議員の任期満了が10月21日。残り半年となった。 進次郎 氏は「政治家の妻だからと夫の選挙を手伝わせるのはおかしい」とクリステル氏に選挙を手伝ってもらわないと公言してきた。

「政治家の妻という立場にとらわれずに、クリステルさんには自由に生きて欲しいということでしょうが、われわれ支援者やボランディアには選挙を手伝わせるわせですからね…。進次郎氏は次の自分の選挙に危機感を持っています。選挙は戦という考え方で、スピーチも命がけとか言ってましたからね。もっとも強力な対立候補がいないので勝つでしょうが、得票数はさらに減らす可能性はあります……」(同前) 

 地元では結婚後、進次郎氏が顔をあまり見せなくなったことからクリステル氏を「さげまん」と揶揄する声もあるという。父親の純一郎氏の場合、別れた元妻の佳代子さんは選挙を手伝った。妻に手伝わせない選挙という実験的な試みでもあるという。いずれにしても、40歳になった進次郎氏の動向から目が離せない。 

(AERAdot.編集部上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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