「松山さんは今年でマスターズに10回目の挑戦です。13年にアメリカへ渡った時は、(キャリアも浅かったので)まだ雰囲気に飲み込まれてしまうような感じでした。その中でプレーするというのは、想像を絶するプレッシャーだったと思います」

 再び新型コロナウイルス感染症が急上昇したとして、宮城県は4月5日から1カ月間、まん延防止等重点措置による感染対策が実施されている。全ての飲食店の営業を午後8時までの時短営業が求められている。仙台市の繁華街にある飲食店も大きな打撃を受けている。

「時短営業もあって、仙台も飲食店にとっては暗い状況です。松山さんのうれしいニュースを糧に、私たちももまたがんばっていきたいです」

 凱旋帰国した松山が再び好物の「豚カルビ」をほおばれる姿が待ち遠しい。(取材・文=AERA dot.編集部・上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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