記事の中で、2013年のマスターズを制したアダム・スコットは「これはパーソナリティの一部なんだろう。彼は自分の世界の中で生きているような感じがする。言葉の壁も少し影響はしているんだろうけど、恐らく彼は表向きの姿より英語は理解できているはず。でもそれが周囲の状況や雑音に集中をそがれない環境作りを簡単にしているんだろうね」と松山のことを分析している。

 また、同サイトは新型コロナウイルス下での渡航制限により、日本からのメディアの数が減ったことに触れ「松山はスポットライトの外にいることを楽しんでいるように見えた」と、例年より少ないメディアが松山にとって気分転換になったとも述べた。

 マスターズの公式YouTubeチャンネルがアップロードしたトロフィー授与式の動画でも、ファンから「最も短い勝利者インタビューだったね!おめでとうマツヤマ」と多くを語らないことについて言及された松山。同時に「偽りのない謙虚さ」とシャイな松山を称賛するコメントもあった。

 2019年にAIG全英女子オープンを制した渋野日向子は「笑顔」が現地メディアを魅了したが、逆に松山は「シャイで実直」な性格がファンなどにウケている。マスターズの優勝で今後はさらに多くの視線が向けられるのは間違いないが、そんな中で松山がどんなプレーを見せてくれるかにも注目したい。