ファンからの質問コーナーで、「日本に行くことができたらどこに行きたいですか?」という質問に対して、ブライトは「たくさん行きたい場所がありますが、東京に行きたいです。東京の雰囲気がすごく好き」、ウィンは「新宿で買い物をして、おいしい食べ物を食べたいです」と回答。「タイでおすすめの場所はどこですか?」という質問では、ブライトがタイ東部にあるリゾート・クッド島のビーチを挙げて、「自然を楽しんで」と答えたのに対して、ウィンはバンコク中心部にある大型ショッピングモール「サイアム・パラゴン」を紹介。「買い物が楽しめるし、レストランもいろいろあるし、エアコンが効いていていいよ」と答え、会場を笑わせていた。

 トークのあとは会場のファンが参加するクイズが行われ、2人が出演するタイ版「花より男子」の「F4 Thailand」予告映像が流れた後、2人による「2gether」のエンディングテーマ「カングー」の生歌が披露された。途中で歌を間違えるという生ならではのハプニングもあったが、これにもファンは大喜びだった。

 また、同日午前には「日本におけるタイドラマの流行について」と題したオンラインセミナーも開催された。タイ側からはタイ外務省広報局文化外交課長オラピン・ハーンチャーンチャイクンさんと、「Channel 3」を運営するBECワールド副社長ナタポン・ルンカジョンクリンさんが出席。日本側からは、テレビ朝日ビジネスプロデュース局ビジネス統括部所属の水高愛さんと、司会進行役の青山学院大学総合文科政策学部助教・石川ルジラットさんが参加した。

 日本におけるタイドラマブームについて、タイ外務省のオラピンさんはこう話した。

「ドラマはタイ文化というソフトパワーの一つ。ドラマは誰もが簡単にアクセスできるもので、史実をベースにした歴史ドラマ『運命のふたり』は、タイのアユタヤ朝が舞台で、日本とタイの交流がこの頃から続いているのを知ることができます。現代の大学が舞台の『2gether』や『SOTUS』はタイの大学生活などが自然に伝わっています。私は日本人のファンがタイの俳優に書いたタイ語の手紙を見たことがありますが、とてもきれいな文字でした。お互いの言語を勉強すればコミュニケーションができるようになり、関係も深まるはず。タイの俳優たちは文化大使でもあります」

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「タイでは男性同士の恋愛は特別なことではない」