僕は「なんだ、そんな大金! YouTubeでそんなにお金かかります?」ってなるわけですよね。ここで「YouTube1本で4.7億円」と話してしまいましたが「1本」というのは「1シーズン」という意味でした。半年間での広告費が4.7億円でYouTubeに出演した方たちはボランティアで参加した方もいる、お金をもらってYouTubeに出演している人もいる。そういうのも合わせての金額です。都からの文書にあった1800万円という数字もその公文書に出ていました。1本で4.7億円と言い間違えてしまったことは謝ります。しかし、他の広告も含め、半年で4.7億円もの莫大なお金を使っているということには正直ビックリした。

 その翌日、正確には土曜深夜の生放送から数時間後、「アッコにおまかせ!」に行ったら僕が番組内で展開するパネルにひと言モノ申すコーナーができていて、東京都の変異株の調査の問題にひと言と依頼されました。「いやいやモノ申せないでしょ?」って話したら、「竹山さんのお考えを聞きたい」ってことだったので、「前日の深夜の番組で~」という前置きをしたうえで都のお金の使い方の話をしたわけです。そうしたら、言い間違えて「1本、4.7億」(正しくは1シーズン4.7億)と発言してしまい、CM中に正したほうがいいねとなった。CM明けに「ちょっといいですか、4.7億は広告費全体でした」と僕から訂正し、謝罪しました。また、もしよければ公文書があるから調べてみてくださいとも話した。

 そうしたら、数日たって、TBSと僕の所属事務所のサンミュージックに都から訂正を求める文書が届いて、番組内での発言が誤解を招いていると。TBSとサンミュージックが話し合って、TBSは番組の終わりで謝罪することになりました。サンミュージック側にはホームページで謝罪をするか検討していたので、「僕がYouTubeで謝罪しようか?」と事務所には提案もしました。「余計な事を話すからそれはいい」と断られましたがね(笑)。いい間違えたことは謝罪するにしても、ウソの数字は言っていない。公文書として都が公表している数字のひとつを話しただけ。でも、いい間違えたこととテレビ局など関係者にご迷惑をかけてもということで謝罪の方向で話を進めていました。

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都が言い出したのは「抗議でなく注意です」と