「本田の性格だからアゼルバイジャンで結果を残して、東京五輪の逆転選出を諦めていないでしょう。でも34歳という年齢と今の体のキレ、プレーのクオリティーだと厳しい。攻撃的ポジションに久保建英、三苫薫、堂安律、相馬勇紀とタレントがそろっている。OAを使うとすればFWの大迫勇也、ボランチで遠藤航、守田英正が候補になってくる。国際親善試合の2戦目でU-24アルゼンチン代表に3-0で勝つなどOA不要論が出るほどの強さを見せている。本田が今回の東京五輪に選ばれるのは現実的ではないでしょう」(スポーツ紙の日本代表担当記者)。

 日本、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、オランダ、ブラジルと渡り歩き、8カ国目はアゼルバイジャン。本田に残されたアピールの時間は少ないが、無類の勝負強さで国際大会では結果を残してきた。今回も奇跡を起こすことはできるだろうか。(梅宮昌宗)