本田がJリーグに戻ってくる日はくるのだろうか?(Robert Cianflone / スタッフ/Getty Images Sport)
本田がJリーグに戻ってくる日はくるのだろうか?(Robert Cianflone / スタッフ/Getty Images Sport)

 アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーに加入した元日本代表MF・本田圭佑の移籍後デビュー戦はほろ苦い結果となった。4日のスムガイト戦で後半開始から途中出場したが、見せ場を作れずチームも0―2で敗れた。

【写真】星稜高校時代の本田圭佑

「正直リーグのレベルは高くありません。相手の寄せも甘いので比較的余裕を持ってプレーできる。Jリーグの方がレベルは高いです。アゼルバイジャンのリーグはJ2のチームでも戦える。技術的には大学サッカーぐらいのレベルですかね…。本田は移籍先がなかなか決まらずブランクもあったことから、パスのスピード、判断のスピードが落ちているように感じました。この環境でアピールして東京五輪を狙えるかと言ったら疑問です。欧州で活躍するイコールで代表に召集されるわけではない。リーグのレベルも重要ですから。今のチームなら、Jリーグでプレーして活躍した方が日本代表に呼ばれる可能性が高いと思います」(欧州のサッカージャーナリスト)

 本田は今年に延期された東京五輪にオーバーエージ(OA)枠で出場することを熱望している。2月にはプレミアム音声サービス「NowVoice」で東京五輪について言及。「東京五輪がある前提で話しちゃっているんですけど、ない可能性もあるんで…。僕の場合は、そこに向けてベストを尽くすだけ。今月末には復帰して毎試合、とにかくアピールしていく。1試合1試合が勝負。選ばれる可能性?誰目線で話せばいいのかという話ですが、僕目線では『そりゃ、選べや』という話ですけど。現実的には森保さん(日本代表監督)の好き嫌いやと思うんです。(OA枠は最大)3枠しかないので。穴があるポジションにオーバーエイジをあてるのが通常のやり方。穴がどこか考えるのは森保さん。ただ、『僕を選んどいたら、結果出しまっせ』という準備、自信があります。自信なかったら、やってないし」と熱弁している。

 ただ、その道はあまりにも険しい。昨年2月にブラジル1部リーグ・ボタフォゴに加入したが、リーグ戦18試合出場で2得点のみと期待に応える結果を残せなかった。ポルトガル・ポルティモネンセ移籍もリーグ戦出場の登録が間に合わなかったため、契約が破談に。アゼルバイジャンのネフチに入団が決まったが、5月までの短期契約だ。

次のページ