20代のメンバーをまとめるリーダの役割と所属事務所の代表という重責を担うななもりさん。その”二足のわらじ”にも心配はないと話した。

「いま僕はボウリングにはまっていまして、週に1回は練習していたりするのですが…。最近は、ジェル君や莉犬君と秘密特訓をしたりしました。そんな秘密特訓の成果が出たのか、スコアは50から140になりました(笑)。メンバーで喧嘩をすることは、ほとんどありませんが、企画やライブの演出で熱のこもった言い合いをしたことはあります。るぅと君だったら音楽だったり、さとみ君やころん君だったら動画配信だったり、それぞれがこだわっているポイントで主張が強くなることはあります。でも喧嘩にはなりません」

 ファンであれば、一度は「実際の顔をもっと見てみたい」と思ったこともあるかもしれない。

「すとぷりには『リスナーさんが第一優先』という結成時から変わらない思いがあります。僕たちにとって、ライブや握手会はリスナーさんに会える特別な場所なので、そのままの僕たちで参加していたります。もしもリスナーさんが、もっと僕たちの顔が見たいと望んで、それを喜んでくれるのなら、もしかしたらもっと顔を出す機会を増やすかもしれませんが、今のところ予定していません(笑)」

 バーチャルライブを数時間後に控えた3日午後、ツイッターでは「#バーチャルすとぷり」がトレンド1位に。そしてライブを待ち望むファンのツイートであふれている。

「ついにライブ当日がきたああああああ」

「ずっと待ち遠しくて楽しみにしてた!みんなも同じ気持ちだよね!?!?」 

「ついに今日はすとぷりバーチャルライブだー!今から凄い楽しみ!!服だけでもライブっぽい服着ようかな」

 こうしたファンの声にさせ続けられながら初のバーチャルライブに臨む、すとぷりの6人。

「僕たちは、どこかの大きな事務所さんやレコード会社さんに所属しているわけではないですし、リスナーさんが数十人しかいなかった頃から、どんなことをしたらリスナーさんに喜んでもらえるだろうと1から自分たちで考えて活動を続けてきました。活動を続けるうちに、少しずつ配信を見に来てくださる方が増えていって、少しずついろいろな方に知っていただけるようになって…。だからこそリスナーさんには『僕たちを見つけてくれてありがとう!』という感謝の思いが強いですし、リスナーさんに喜んでもらえることが僕たちにとっても本当に幸せなことなんです」(ななもりさん)

 ファン待望のバーチャルライブは19時から全世界で同時配信される予定だ。

(AERA dot.編集部)

◆すとぷり
通称「すとぷり」。さとみ、るぅと、ころん、莉犬、ななもり。、ジェルの6人からなる動画配信エンタメユニット。2016年6月結成。インターネット上での配信や歌手、声優など幅広い分野で活動。YouTubeの公式チャンネル「すとぷりちゃんねる」の登録者数は131万人(2021年4月現在)。2020年11月11日、3rdアルバム『Strawberry Prince』をリリース。