イベント後、参加者からは「磐梯町の良さを初めて知り、ぜひ行ってみたいと感じた」「おむすびに込められた愛情が印象的だった。いつか絶対に訪れたい」「東京から磐梯町を共に盛り上げていこうという思いが伝わった」などの感想が寄せられた。

 さらに生配信中、同町が取り組む官民共創プロジェクト「ばんだい宝ラボ」のオンラインキックオフイベントの告知をしたところ、配信終了後すぐに数件の参加申し込みがあった。また、Facebookの町公式ファンコミュニティ―の参加者も10人以上増え、少しずつだが帰省イベントの手ごたえを感じている。

 町では今後もお土産付きのオンラインイベントを開催する予定だという。予算の関係で参加者は数十人が上限になるが、少ない人数であっても町に深くかかわりを持ってくれそうな人と接点を持つことが重要だと考えている。

「小さな町ですが、だからこそ新しい取り組みにどんどん挑戦しているので、これから注目してもらえると嬉しいです」(五十嵐さん)

(文/白井裕子)