俳優、脚本家の佐藤二朗さん
俳優、脚本家の佐藤二朗さん

 個性派俳優・佐藤二朗さんが日々の生活や仕事で感じているジローイズムをお届けします。今回は、酔っぱらったときの意味不明のツイートについて。好評につき(?)、第2弾です。

【写真】トラブルに見舞われた伝説のドラマといえは

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 現在、ドラマ「ひきこもり先生」の撮影の日々です。

 人生損ばかりの「元ひきこもりの50歳男」が中学校の不登校教室の非常勤講師になり、「今」をもがき苦しむ子供たちと共に、ほんの少し、前を向くおはなし。

 鈴木保奈美さんや高橋克典さんといった、技術もハートも兼ね備えた共演者の皆さんや、熱のあるスタッフたちと、必ずやいい作品にすべく日々撮影してます。ドラマ「ひきこもり先生」は6/12(土)、NHK総合でスタート。賑々しくご期待を乞います。

 さて。

 話はまったく変わりますが、僕が酔っぱらって呟いた、数々の意味不明ツイートを、以前、当コラムで振り返ったことがあります。

 それが思いのほか好評だったので、ウソです、好評だったかは知りませんが、少なくとも僕の知人界隈では好評というか「いいぞもっとやれ」的な感じでしたので、自戒や自省の意味も込め、第2弾をお届けします。届けてほしくなくても無理矢理お届けします。決して書くことがない時のために密かにシリーズ化を目論んでいるわけではありません。書くことがない時のために密かにシリーズ化を目論んでいるのです。

 早速。

(1)「いえーい、雨で今日は休みになったでいえーい、ぢちふふ」

 最初にしては、比較的おとなしい呟きです。これをおとなしいと感じるほどには、他の酔っぱらいツイートがひどいんです。賢明な読者諸兄に慎んで申し上げます。引き返すなら今ですよ。この先、わりとヒドイですよ。これ以上、読み進めるなら、相応の覚悟が必要ですよ。

(2)「やあもう、これは、ふふふ、ねねば。ねねば。知ってる?ねねば。ねねばっていいよね、ねねば。ねねば。いいと思わない?ねねば。ふふふ。楽しいね。楽しいでしょ?ねねば。ふふふ。ねねば。」

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佐藤二朗

佐藤二朗

佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家、映画監督。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や映画「幼獣マメシバ」シリーズの芝二郎役など個性的な役で人気を集める。著書にツイッターの投稿をまとめた『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)などがある。96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がけ、原作・脚本・監督の映画「はるヲうるひと」(主演・山田孝之)がBD&DVD発売中。また、主演映画「さがす」が公開中。

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