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「コロナで夫が家にいるのが苦痛」46歳女性に鴻上尚史が勧めた“夫を嫌いになる前に”すべきこと

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

dot.#読書#鴻上尚史

 コロナ禍、「テレワークとなった夫が毎晩自宅にいるのが苦痛」と嘆く46歳女性。「心の持ちよう」を伝授してほしいと言う相談者に、鴻上尚史が勧める「夫を嫌いになる前に」すべきこととは?

【相談99】テレワークとなった夫が毎晩自宅にいて苦痛です(46歳 女性 空子)

 仕事から帰宅すると、息子たちが帰宅する21時ぐらいまでは自分ひとりの時間でした。この時間が一番ホッとできました。

 しかし、今はコロナによりテレワークとなった夫が毎晩います。帰宅後、座る間もなくすぐに夕飯を作る生活。慣れるどころかイライラが募ります。

 理由は、会社でも仕事、帰宅した家でも仕事(夕飯作り)、せめて味噌汁ぐらい作ってよと思ってしまいます。しかし、料理はできないと言い張る夫はその時テレビや携帯を見ながらビールです。ゴミ出しから洗濯物の取り込み、炊飯、風呂洗いとやってくれますが、通勤がなくなり、残業もない分、やって当り前だと思います。それまでは私がやっていたのですから……。

 しかし、私自身も優しくないという自覚はあります。きつくて嫌な女だなと思っています。どうしたらいいのでしょうか。心の持ちようをご教授ください。

【鴻上さんの答え】
 空子さん。空子さんの相談を読んで「そうそう!私と同じ!」と思っている女性は多いと思います。コロナ禍のテレワークは新たな問題を生み出していますからね。

 空子さんは、「私自身も優しくないという自覚はあります。きつくて嫌な女だなと思っています」と書かれていますが、僕は全然、そうは思いません。

 今までの一番ホッとする自由な時間を奪われて、座る間もなくすぐに夕飯を作らなければいけなくて、料理を作っている間、夫はテレビや携帯を見ながらビールを飲んでいるような状況を、ニコニコと受け入れられる人間がいるわけありません。受け入れられるとしたら、ロボットのペッパー君だけです。

 コロナ禍で、政府は「新しい生活様式」というものを提案しました。

 テレワークなど働き方を変えることによって、必然的に家庭生活も変わるはずです。というか、変えないとやっていけなくなると思います。

 空子さん。

 コロナ以前は、週末に夫がゴロゴロしても「しばらくの我慢」ですんだかもしれません。

 でも、コロナ禍とのつきあいは、どうも長期戦を覚悟しないとダメなようです。


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