え、あなたもサウナーだったの? あなたも? あなたも? 状態。

 知らなかっただけで知り合いにもサウナーがたくさん!

 小池徹平くんに有村昆さんに、行きつけの美容師さんに、10年来の知り合いの編集者さんに。

 そこで「ととのう」とはなんぞやというレクチャーをがっつりうけた。

 その感覚は、「ふわーっと身体が浮くような感覚」や「深くリラックスしながら頭がクリアになる」とか、「宇宙に浮かんでる感じ」などなどと表現されるそうだが、とくに編集者の友人、洋平くんは現在サウナ本出版に向けて情報収集中で、医学的な観点からも分析していた。

 熱いサウナと冷たい水風呂で交感神経が上がる。

 そしてアドレナリン、ノルアドレナリン、エンドルフィンが分泌される。

 そして外気浴で副交感神経が優位になることで、全身がリラックス状態になりつつ、血中にはアドレナリンが残っている状態。

 これがかなり稀有な状態らしい。

 2分ほどでアドレナリン量は下がっていくらしく、水風呂から上がって外気浴に入った最初の2分がいちばん「ととのった」状態ということになりそうだ。

 サウナーたちは、この感覚を求めて日夜サウナに通うのだ。

 他にも、専門的なことは忘れてしまったが、脳の疲れや肩こりが取れたり、感覚が研ぎ澄まされる、味覚が敏感になることで、その後のご飯(サウナめし)が旨い、ぐっすり眠れる、などなどいいこといっぱいらしい。(ただし、心臓の持病があったり糖尿や高血圧の方には危険だそう)

 ととのってみたくならない?

 後日、木本さんのYouTubeの撮影のゲストに招かれて、サウナに行ってきた。

 まずは、「8HOTEL CHIGASAKI」。

 全長10メートルほどのプールがあり、その脇にサウナ。水着を着て男女兼用で入れます。

 木本さんがくれたサウナハットを被り、フィンランド式サウナなるものに入って腰掛ける。

 フィンランド式とは、熱した石に水をかけて蒸気で高温にするそうな。

次のページ
ととのうための時間は決まっていない