また、「おしゃれイズム」(日本テレビ系、2月28日放送)で、「早く20歳になりたいって思わない?」と聞かれると、「10代のままでいたいです。大人になりたくない」と言い、その理由について「言い訳できないなっていう感じが怖い」と、素直に心情を明かしていた。

■事務所移籍でチャンスをつかんだ!?

 さらに、「告白してフラれた経験もさらっと話していた」と言うのは、女性週刊誌の記者だ。

「先日、放送されたバラエティ番組で告白したことがあるか聞かれ、『ありますよ! 中学生の時』と明かした森。成功したのかと思いきや、なんと1週間返事を待ってフラれたそうです。森の場合は、『あざとい女子』のような損得勘定で自分を演出しているわけではなく、ただ単に嘘なく振る舞っているだけなのだと思いますよ。ある意味、そんな天真爛漫さが、人によってはあざとく映ってしまうのかもしれませんね」

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、森の今後についてこのように考える。

「1月に事務所移籍をめぐって芸能ニュースを賑わせましたが、新しい移籍先は土屋太鳳や二階堂ふみらと同じ事務所。先輩たちの活躍を見れば、彼女にとっても今後チャンスがさらに広がっていくことは間違いないでしょう。また、そのキャラクターについてですが、彼女の世代的にも立場的にも、周囲に気を配って人を傷つけない無難なコメントやリアクションをするのは当然のこと。一方で、まだ10代ですし考えや行動に安定さを欠いたり、一致しなかったりするのも当たり前。それを『あざとい』と乱暴にくくってしまうのは、あまりにも安直すぎると思います。なによりも彼女の魅力は、まっすぐで弾けるような天真爛漫な笑顔。プレッシャーや陳腐なレッテルなどはねのけて、見る人を元気にしてくれる芝居をこれから先もたくさん見せてほしい」

 真っ直ぐな正直さを感じる森。そんなところが自然な演技にもつながり、視聴者はどんどん引き込まれていくのだろう。(丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら