ママYouTuberのなーちゃん「もし子どもが『YouTubeをやりたい』と願ったら」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ママYouTuberのなーちゃん「もし子どもが『YouTubeをやりたい』と願ったら」

連載「ママYouTuberなーちゃんの三足わらじ生活」

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なーちゃん/1989年生まれ。二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男のこうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。

なーちゃん/1989年生まれ。二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男のこうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。

 子育てをしていて、YouTubeに”お世話になる”場面もあると思います。「好きな時間に好きなものを観れる」というインターネットの便利さは、子育て世代のニーズにマッチします。
 
 子供自身が「YouTubeをやってみたい」「YouTuberになりたい」と願う場合もあると思います。子供をYouTubeに出演させることの影響は多々ありますが、たくさん再生されなければ起こらない問題なので、大抵の人にとっては関係のない話だと思います。YouTubeに出ることに不安や懸念を抱く人は少なくありませんが、それ以上にまず再生されないので、杞憂に終わることが多いです。その上で、今回は実体験から、子供をYouTubeに出演させることの影響について解説します。

 私の息子は2歳から8歳までの6年間、YouTubeの動画に登場していました。お出かけや寸劇や虫取り、自然遊びや生き物観察の動画を投稿し、登録者は200万人を超え、動画は10億回以上再生されました。しかしながら、去年の6月に演者としては引退しました。引退させたのは、大手のキッズ系YouTuberとしては非常に珍しいケースです。メインの演者が引退すると、再生回数が落ちるためです。

 引退については、2年ほど前から考えていました。後を継ぐ演者を子役やモデルの中から選出しようと、試行錯誤もしましたが、結果的に、アニメのキャラクターが引き継ぐことになり、実写の私たちは引退しました。ここまでして引退した理由は、演者の加齢によるチャンネルの存続性もありますが、息子にとっての影響を考慮したからです。

 子供をYouTubeに出演させることについては、賛否両論です。見知らぬ人にあだ名や顔が知られることのリスク、インターネットに動画が残ることのリスク、撮影に時間が取られることなどの問題があるからです。実際には、演者にファンをつけず、動画にファンをつける運営をしていたので、街で声をかけられることもほとんどなく、自分から言わなければYouTuberであるとは気づかれない生活でした。撮影時間も、私のチャンネルは過去動画が再生されるので、新作の投稿頻度は重要ではなく、月に1、2本の撮影で、子供の時間的な負担も非常に少なかったです。私たちにとっては、これらの物理的・環境的な問題よりも、心理的な問題の方が重大でした。

 息子には、チャンネルの登録者数や再生回数などは伝えていませんでした。しかし、金の再生ボタン(登録者100万人の証)が届いたりしたので、大手のYouTuberだと自覚していたようでした。「僕はYouTuberだよ」と自己紹介して友達を作ることもあり、友達や周りの人にチヤホヤされることも多かったようです。この状況が息子には悪影響だと考えました。


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