これまで会見の進行を務めてきた山田氏が辞職したことで、今後の会見は変わりうるのだろうか。角谷氏はこう提言する。

「今後の首相会見の進行役は、主催者である内閣記者会が務めるべきです。首相が記者会見を開くかどうかは政府が判断するにしても、当日の会見の進行まで政権が指揮するべきではありません」

 記者会見で司会が担う使命は、「首相を守ること」ではないはずだ。新たな担当者には、公正な進行を期待したい。(取材・文=AERA dot.編集部・飯塚大和)