外出すれば「レイプされる」と心配する過干渉の母…悩む28歳女性に「母親は現実と向き合っていない」と鴻上尚史が伝えた訳 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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外出すれば「レイプされる」と心配する過干渉の母…悩む28歳女性に「母親は現実と向き合っていない」と鴻上尚史が伝えた訳

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

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 出掛ける度にレイプの心配をする、過干渉の母親に悩む28歳の女性。「閉ざされた気持ちになる」と悩む相談者に、鴻上尚史が伝えた「リスク」と「ハザード」の切り分け方とは。

【相談96】過干渉ぎみの母親からレイプの心配をされます(28歳 女性 もとこ)

 私は昨年に東京から地元に帰り、現在実家で両親、兄と暮らしています。

 こちらで知り合った異性の友人が旅好きの人だった影響で、最近1人で地元の自然の観光名所的な所に行くようになったのですが、出掛けることを親に伝える度に、もともと心配性で過干渉ぎみの母親からレイプの心配をされ、強く反対されます。それが辛いです。

 そして、実際に私が出掛ける先も、自然が多い所なので、人気がないところが多く、行きたいからと言って出掛けるんですが、母親の話を(何度もされるので)思い出し、怖い気持ちや嫌な気持ちになります。

 過干渉の母親にも嫌気が差しますが、実際に女性1人の時の犯罪のリスクは存在します。

 そうなると今度は女性であることの不公平感や、男性に対する羨ましさ、犯罪者に対する怒り、そして、どうしようもなく閉ざされた気持ちになります。

 私は男性を羨んだり憎んだりしたくないですし、性犯罪にも遭いたくありません。自分の行きたいところに行きたいですし、母親の言葉にコントロールされて自分の能動的な気持ちが無くなるのが嫌です。

 母親には過干渉であること、そういうことを言うのは私が何もできなくなることだと伝えてはいますが、「アンタはそういうこと(性犯罪)を何も分かっていない」と聞いてくれません。

 母親の言うことを聞きすぎないで、防犯できるところはして、周りに気をつけて出掛けるくらいしか対処法はないと思うのですが、自分の気持ちの向き合い方が分かりません。

【鴻上さんの答え】
 もとこさん。大変ですね。過干渉の母親への対応は、僕がこの連載で何度か書いているように、具体的な距離を取ることが一番だと思っています。経済的な問題もあって、簡単ではないと思いますが、地元でも独り暮らしが望ましいと思っているのです。


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