「高校生の頃は色気よりも食い気が先決で、学校で早弁して、食堂でも食べて、コンビニで買い食いしてと、1日に7食ぐらい食べていたため顔がパンパンだったと、テレビ番組で話していたこともありますね。そんな気取らないところは、ルックス以外での人気につながっていくのではないでしょうか。ちなみに、母親は気が強い、バリバリの大阪のオバチャンだそうです」(同)

■「ゴチ」メンバー抜擢で将来は約束された!?

 現在、順風満帆に見える中条だが、苦悩を抱えていた時期もあるようだ。

「2016~2019年まで『アナザースカイ』(日本テレビ)でMCを担当していた中条さんですが、当時はMCが初めての経験で『いつになったら本当に楽しいって思えるようになるんだろう』と悩んでいたそうです。そんな中、共演の今田耕司さんがそれとなく言った、『何をやるにしても10年頑張らないと』という言葉に救われたともインタビューで話してました。『私は10年もやってないんだから、そう思うのは仕方ない』と考え方が変わったそうです。そんな、完璧な見た目なのに人間臭さがあるところも魅力でしょう。そして、親しみやすい性格で運動神経も良い。将来はバラエティ番組でも活躍する本田翼と、アクションシーンにも定評のある綾瀬はるかを足して割ったような、ユニークな存在になるかもしれません」(前出の編集者)

 彼女にインタビュー経験のあるドラマウォッチャーの中村裕一氏は、今後の活躍に大いに期待を寄せる。

「現在オンエア中の『君と世界が終わる日に』での演技もさることながら、ここ数年、女優として着実にキャリアを重ねており、実績は申し分ありません。また、モデルとしても順調で、ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルだけでなく、『東京ガールズコレクション』のような大規模イベントにも必ず呼ばれ、若い女性からの支持も絶大です。さらに先日、『ぐるぐるナインティナイン』の“ゴチになります!”の新メンバーに抜擢されたのは非常に大きいと思います。二階堂ふみ、橋本環奈、土屋太鳳、本田翼と、これまでの同コーナーの“女優枠”の出演者はその後、いずれも様々な場面で活躍し大きく伸びていますから、これはもう飛躍を約束されたようなもの。それと同時にバラエティ番組の露出も当然増えると思いますし、ぜひこのチャンスを生かして、さらに大きく羽ばたいてほしいですね」

 ビジュアルだけでなく、芸能人としてたくさんの才能に恵まれている中条。多くの人の憧れの的になる日もそう遠くはなさそうだ。(丸山ひろし)

著者プロフィールを見る
丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

丸山ひろしの記事一覧はこちら