(撮影/大野洋介)
(撮影/大野洋介)

(撮影/大野洋介)
(撮影/大野洋介)

 2020年AERAdot.においてブレイクした人と言えば、この人、元SMAPの木村拓哉さん(47)の顔モノマネを続けているお笑い芸人・元木敦士(37)さん。2020年は飛躍の年で、12月に放送された「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」(フジテレビ)にキムタクファミリーのネタで登場し、放送後の反響がすごかった。

【写真】まるで本人!『HERO』『グランメゾン東京』のモノマネはこちら

 ということで、新春ドラマの目玉「教場II」(フジテレビ)のモノマネを披露してもらいつつ、「細かすぎて」の舞台裏、あふれるキムタク愛をどうぞ!

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「教場II」のモノマネ写真でこの記事をクリックしてくださった方も多いかと思うが、その作り込みはすごい。

「「教場」に限らずモノマネのポイントとしては、まずは同じアイテムを揃えることです。かけている眼鏡はドラマで使用されているのと全く同じので「増永眼鏡」のもので、7万円。レンズに色を入れるので今日の取材にギリギリ間に合いました。木村さんがドラマで身に着けるアイテムはいつも高額なので、この眼鏡もクレジットカードで24回払い。カード明細を見るたびに思い出がよみがえる(笑)。あえて、クレジットカードで支払っているっていうのもありますよ。「教場II」でなくて「教場24」くらいまで続けていただかないと! 僕の24回払い、困ってしまいますね。僕の願い、ローンが終わるまで「教場」が続け!」

 笑いを交えて語ってくれた元木さんだが、キムタクがアイスホッケー選手を演じたときにはアイスホッケーの道具一式を揃えて総額30万円だったということも。容姿に関するアイテムが揃ったら、次はひたすらキムタクを鑑賞!

「だいたい4~5回、ひとつのドラマを観るんです。1回目は何も意識せずにドラマをそのまま楽しむ。“木村さんカッコいい!”という視点から観るとストーリーが何も入ってこなくなってしまうので(笑)。2回目は自分の趣味の目線で“わぁ~木村さん、カッケー!”と木村さん主体で観る。3回目は仕事として、セリフを書き出したりだとか、印象的な表情を止めてスクショして。敬礼するときは右手でやるとか、腕を組むときは木村さんは左手がこっちで右手がこっちみたいなことを確認します。そこである程度自分なりのモノマネを作っていくんです。4回目観るときは木村さんご本人が台本を読んで作り込んだ動きがあるわけで、どういう感じでこの動きになったのかな? と考えて観るんです。それで自分も同じように動いてみて、木村さんの動きの裏にある思考ってどんななのかと考えます。そこまで掘り下げてネタにしていきます。ちょっと、気持ち悪いですよね(笑)。友達は僕と木村さんの映画やドラマを一緒に観てくれません。僕がいちいち木村さんの素晴らしさを話しかけてうるさいし、そのために観たものの内容は入ってこないし、見終わった後の話も長い(笑)」

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