●3位  truth

 嵐の「サスペンスシリーズ」(←アタシが勝手に命名。『Believe』『Lotus』『Sakura』など、マイナー調で緊張感と疾走感がある曲たち)の最初の曲。ポップな曲とは逆に、この系統の曲は、暗さの中に一瞬の明るさが混じったり、サビで転調して急にメジャー調になったりするところが好き。「闇の中に射す一筋の光」みたいでグッとくるのよね。

●2位 感謝カンゲキ雨嵐

 正直、最初にタイトルを見たときは、SMAPの『Hey Hey おおきに毎度あり』的な、ややコミカルな歌をイメージしていたんだけど、実際に聴いてみたら、優しくも力強いメッセージが込められた名曲だったわ。今年、もし生ライブが行われていたら、お客さんみんなこれを聴きながら号泣したはず(てか全曲泣きどおしかも)。

●1位 Love so sweet

 アタシが本格的に嵐の楽曲にハマるきっかけになった曲(にわかでごめんなさい)。この曲を聴くと、春先の明るい陽射しや暖かい空気が脳内に蘇って幸せな気持ちになるし、もうすぐ50になるアタシでも、「あーん、やっぱり恋愛したいッ」と思ってしまうの(そろそろあきらめろ)。嵐の曲って、一緒に踊りたくなるような軽快な振付が多いけど、この曲の振りは特にかわいくて好き。

 シングルだけにしぼっても、嵐、名曲が多すぎて、選ぶのにひと苦労。『アオゾラペダル』も『Troublemaker』も入れられなかった……。

 活動休止前ラストイヤーとコロナ禍が重なってしまったのは残念だけど、5人での活動がいつか再開される日を、アタシ、心待ちにしているわ!

■エスムラルダ/Esmralda/1972年3月13日生まれ 東京都出身/1994年より「情念系お笑いショー」を得意とするドラァグクイーンとして、各種イベントやメディア、講演会等に出演。2002年東京都の「ヘブン・アーティスト」ライセンスを取得。ライター・脚本家としても活動しており、2012年本名で応募した作品が「第12回 テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」の優秀賞を受賞。2017年には東宝ミュージカル『プリシラ』(宮本亜門演出)の翻訳を担当。近年、舞台への出演が増え、自作自演の一人芝居ミュージカルなども行っている。近著にビジネス書『ロジカルメモ』(本名名義、アスコム刊)。