NHKの和久田麻由子アナ(写真/時事)
NHKの和久田麻由子アナ(写真/時事)

 今春に『ニュースウオッチ9』のキャスターに抜擢されたNHKの和久田麻由子アナ(32)が、局内で不動のポジションを築きつつある。日々のコロナ関連に加え、安倍晋三前首相の辞任など、いつにも増して重要度の高いニュースが飛びこんでくるなか、落ち着いて原稿をさばく姿は局内外で高く評価されている。

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 そんな和久田アナに変化が現れたのが今年の8月。肩まであった髪をばっさり切り、ショートカット姿で番組に登場したのだ。これには、SNSを中心に大きな話題に。番組関係者によると、この“イメチェン”は存在感が増している証拠であり、彼女の自信がみて取れるという。

「ほとんどのスタッフが、その変身ぶりにびっくりしていました。もちろん髪形は本人の自由ですが、NHKのような古い体質の組織だとメインキャスタークラスの大胆なイメージチェンジを快く思わない層もいて、ためらう女子アナが大半です。しかも、看板番組で異動して間もないともなれば、なおさらのこと。プロデューサーレベルには一応事前に報告していたようですが、番組にも慣れて余裕ができたのか、和久田自身は意に介さず堂々としていました。仕事ぶりで周囲を黙らせる自信もあったのでしょう。あのルックスですからショートも似合わないはずがない。周囲の反応も上々です」

 番組内容や報道姿勢でなく、髪形や服装に注目が集まってしまうのも“人気女子アナ”の宿命なのかもしれない。

 また、昨年は和久田アナが担当した大みそかの紅白歌合戦の司会の座に、今年は桑子真帆アナ(33)が返り咲いたことで、2人のライバル関係にも注目が集まっている。同年代で何かと比較される両者だけに、桑子アナの巻き返しとみる向きもある。

「今年の紅白はコロナ禍で出場歌手との打ち合わせひとつとっても、何かと制約が多く負担が大きい。和久田は『ニュースウオッチ9』に専念させようという上層部の判断もあり、紅白の司会の話は早い時点でなくなっていたようです。一方の桑子はバラエティー慣れしているし、『おはよう日本』に異動してから、話題といえば俳優の小澤征悦との熱愛騒動くらいで、あまりスポットライトが当たらなかった。一部ではフリー転身もささやかれるなかで、本人のモチベーションを維持させるためにも紅白の司会を任せることになりました。2人を生かすための振り分けということでしょう」(NHK職員)

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将来はエグゼクティブアナウンサーに?