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史上初の試みも…ビーチバレーがコロナ禍で“生き抜く”ため取った策は?

吉田亜衣dot.
JVA史上初の公式戦ライブ配信。優勝者にはレポーターを務めた浅尾美和さん(左)がインタビューを行った(写真提供・ビーチバレーボールスタイル)

JVA史上初の公式戦ライブ配信。優勝者にはレポーターを務めた浅尾美和さん(左)がインタビューを行った(写真提供・ビーチバレーボールスタイル)

 実際、マイナビジャパンツアー立川立飛大会での結果はどうだったのか。自社コンテンツのYouTubeは約9000人、Twitterのライブ配信はキャンペーン効果もあり約107万人、Instagramは約4500人が閲覧した(大会2日間の合計。Instagramは1日のみ)。

 バレーボール日本代表の紅白戦が1回の有料配信で男女合わせて約22,000人という数字を見れば、まだまだビーチバレーボールのトップツアーはマーケットとして及ばないレベルかもしれない。しかし、試合映像の品質に関しては、実際に出場した選手や視聴者から「試合の迫力がしっかり伝わってくる映像だった」と好評を得ることができた。

 有料配信を視野に入れるならば、このかすかな手ごたえは収穫のひとつだろう。前出の紀伊氏も言う。

「今大会は観客席の数を限定したため、会場に来られないファンの方々やファンの間口を広げるため、初めてのチャレンジでした。事業化に向けて大切なツールになると思っていましたし、有料化につなげていくための第一歩となりました」

 今後『有料』という価値をつけるならば、これまで以上に競技の価値を上げていかなければならない。それと比例して、確実に増え続けているスポンサーや競技を支えるファンの満足度、会場のホスピタリティの質を高めていくことが必要だ。しかし、マイナビジャパンツアー立川立飛大会では、そこにかかわる運営部分において課題が浮き彫りになった。

 その一つがコロナ対策だ。会場となったTACHIHI BEACHは、民間経営のビーチパーク。会場内で安全管理ができ、傘下団体の協力によってスタッフの人員確保も可能となったことで開催に至ることができた。

 新型コロナウイルス感染防止対策として大会独自のガイドラインを設け、出場選手、スタッフ、来賓ら100名以上がPCR検査を受け、経費に300万円ほどつぎ込んだという。そのため、会場内のゾーニングを強化する方針を掲げていた。


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