今季大ブレークの大山悠輔、来季以降立ちはだかるのは「阪神ならではの壁」? (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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今季大ブレークの大山悠輔、来季以降立ちはだかるのは「阪神ならではの壁」?

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阪神・大山悠輔 (c)朝日新聞社

阪神・大山悠輔 (c)朝日新聞社

 16年のドラフト1位指名を受けて白鴎大から阪神に入団した大山は、大学4年時の日米大学野球では日本代表の4番を任されたほどの強打者。恵まれた身体を生かした打力に加え、高校時代は投手を務めた強肩を武器にした守備力の高さもあり、評価は高かった。契約金や年俸などは最高条件。加えて八木裕、関本賢太郎ら右の好打者がつけていた『背番号3』を与えられた。

「甲子園は強い浜風が右翼から左翼へ吹くため、左打者は不利になる。右の大砲である大山が育つことはチームにとって最大の武器になる。しかしここまで思ったほど結果にはつながらなかった。真面目で優しい性格面にも原因があったのではないか。練習熱心で決めたことはコツコツと継続できる。周囲の声にも素直に耳を傾けることができる。しかし考え過ぎてしまう部分もある。調子が悪い時に色々言われると、それらも1つずつ聞いてしまう。だが昨年くらいから、自分の中での1本芯というか、他人に左右されないものができてきたようだ」(阪神関係者)

「構えからミートするまで頭の上下動がほとんどない。上下の軸がしっかりして確実にボールをとらえることができる。下半身もうまく使えている。去年までは膝の状態が良くなかったらしく、右足の軸が動く時期があった。今年は動かずうまく腰の回転を支えている。スムーズに回転できるので、上体の力も抜けてバットの出も良くなる。大山が自分でいろいろと考えながら、作り上げたフォームだと思う。これは非常に大事なこと」(真弓明信・11月9日付・日刊スポーツ)

 1年目から才能の片りんは見せていたが、目立った成績を残すことができず悩んだ時期もあったという。元来の真面目な性格で実直に努力し、自分の形ができ始めた。そして今年は評価に値する成績を残した。更なる成長、そして虎を日本一へ導くことを求められるが、コトはそう簡単ではない。

『『2年目のジンクス』。矢野監督が近本について語っていたことが、大山にも当てはまる。今年プロ入り4年目だったが、結果を初めて出した。つまり本当の2年目は来年にあたる。対戦相手も本気で研究して来る。これまで以上に成長しないと、今年のようには行かない。そのためには技術面はもちろん、配球面など『野球頭』もより必要になる。このオフの過ごし方が何より重要」(阪神OB)


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