だが、結果的には復帰宣言からわずか5日で急転直下の引退発表となった。

 この5日間にいったい何があったのか? 所属事務所とは別の芸能事務所のマネジャーはこう明かす。

「一部メディアによる水面下の動きにより、“新たな人間関係のトラブル”が露呈したということらしい。それを事務所が把握したのが、復帰宣言の数日後。事務所サイドは復帰にあたり、木下さんといくつかの約束を交わしていたようだが、結果的にそれが裏切られる形になるトラブルだと聞いています。そうなると事務所もこれ以上はかばえない、ということだったのでしょう。加えて、木下さんの方も子育て中にマスコミに追い回される生活にかなり疲れていたようで、双方の話し合いの結果、今回の引退発表となったようだ。芸能界を引退して一般人になれば、これまでのような取材攻勢も収まるだろうという見立てもあったのでしょう」

 事務所の発表文にあった「信頼関係を維持することが著しく困難であると判断」「14年間の長きに渡り苦楽を共にしてまいりましたが、このような結果になりまして、当社として誠に不本意」とのコメントからみても、両者の足並みを乱す“新たな問題”が生じたのは間違いなさそうだ。

 新たな“問題”をつかんだ一部メディアは木下の引退により、それを公表しない方向になったともささやかれる。このまま、「引退の真相」は闇に埋もれてしまうのだろうか。(伊藤茂)