野手では最初の2人と比べると見劣りはするが、NPBではわずか42試合に出場しただけでシーズン途中に帰国した内野手のルー・メローニ(2000年、横浜に在籍)もメジャーで頑張っていた選手の一人。2004年のインディアンス時代には71試合の出場ながら55安打を放ち、打率.289をマーク。日本では打率が2割台そこそこだったが、メジャーでは9年間で1085打数294安打、打率.271を記録している。日本のスター内野手がメジャーで苦しむケースを考えると、この成績は立派と言えるだろう。

 このように日本では思ったようなプレーが出来ずに長くはプレーできなかったものの、アメリカに戻って才能を開かせた選手も少なくない。今はインターネットが発達し簡単にメジャーリーグの情報も手に入る時代となったが、それ以前の選手はなかなかデータなども入ってこなかった。今回挙げた選手以外にも「そんなに活躍していたの?」という元助っ人が見つかるかもしれない。