前出の才賀の知人によると、あびるによる無断連れ去りを知った才賀は、警察に相談する前の7月下旬、弁護士を伴ってスクールを訪れ、あびるに無断で娘を渡さないよう依頼したという。だが、そこでもひと騒動があった。

離婚後、娘は安定した生活を続けられるようになりましたが、あびるさんの無断連れ去りが発覚して、夜に泣きだすようになってしまったそうです。才賀さんは弁護士と一緒にスクールへ行きました。入り口でスタッフと話していたら、急にパトカーがやってきたそうです。『何かあったのかな?』と話していたら、警察を呼んだのはスクールだった。弁護士が警察に事情を説明したところ、警察は苦笑いをしながら帰っていったそうです」(前出の知人)

 今後の調停がどのように進むのか、前出の弁護士に話を聞いた。

「親権と監護権については、調査官が双方の自宅を訪れて現在の生活を調べたうえで判断されます。才賀さんの生活環境が『安定している』と評価されれば『現状維持』、つまり親権と監護権は才賀さんが持つという判断になるでしょう。今後は面会交流についての話し合いが進むと思われます。早ければ年明け、遅くても2月までには決着がつくのではないでしょうか」

 離婚後、娘の連れ去り報道やネグレクト報道など、トラブルが続く才賀。現在の心境や調停の現状と展望などを聞くため、才賀本人に取材を申し込むと、「この件については何も話すつもりはありませんでした」と断りながらも、こう続けた。

「マスコミに『ネグレクト』と報じられたり、無断連れ去りの件を報道されたり……。ちょっと僕にも思うところがあります。もう一度、僕が最も大切にしていることや、元妻に娘を渡せない理由などについてあらためて真実をお話ししたい」

 才賀は何を語ったのか――。詳しくは近日中に配信する予定だ。

(AERA dot.編集部)