スタッツを見てみると、こうした強さは数字でもしっかり表れている。昨季の決勝ラウンド平均ストロークは72.45で50位だったが、今年は69.54で2位。第4ラウンドに限れば前年の73.18ストロークから70ストローク(6位)と3打以上もアップしており、勝負所での強さが目立っているのだ。

 最高の形で国内ツアーの2020年を締めくくった原は、1日に現地10日に開幕する全米女子オープン(テキサス州チャンピオンズGC)出場に向け渡米した。出場権があったAIG女子オープンは帰国後の隔離によるツアー欠場を考慮し断念しており、全米女子は原にとって初の海外メジャー参戦。初陣となる大舞台で、国内ツアーで見せた強さを発揮することに期待したい。