江口のりこ(C)朝日新聞社
江口のりこ(C)朝日新聞社

 現在放送中のドラマ「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系)で主演の波瑠と並んで注目されているのが女優の江口のりこ(40)だ。コロナ禍の恋愛模様を描いた同作で江口は非常勤の精神科医を演じている。また、9~10月に放送されていた山田涼介主演のドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木」では、強行犯係の女刑事役を好演。まさに、連続ドラマに出ずっぱりの状態だ。

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 9月まで放送されていた大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)では、物語の鍵を握る国土交通大臣・白井亜希子役を演じ、お茶の間にインパクトを与えたことも記憶に新しい。一方、役者には役柄のイメージが付きもの。ヒット作で演じた役のイメージが強くなると、それが足かせになってしまうこともある。だが、「リモラブ」に対するSNS上での反応を見ると、「あの精神科医さん半沢で大臣やってた人か」「江口さんの柔らかい役、初めて見た」など、半沢のイメージは定着していないようだ。

「江口自身、掴みどころのないキャラということが大きいかと思います。例えば、先日放送された情報番組でバーベキューに憧れがあると明かしていたのですが、『人とやった方が絶対楽しい』と語るも、『人といると気を遣うじゃないですか。それが苦手なので、行きたいけど人がいるんだったらやめておこうとなってしまう』と持論を展開。さらに、共演者からバーベキューに誘われると、『いいです』と断っていました。また、トーク番組で結婚について聞かれた際は、『こればっかりは自分で決められない』と返答。よく『結婚しないんですか?』と聞かれるそうなのですが、『神様に聞いて』と言いたくなるそうです。そんな、どこか飄々とした部分があるからこそ、役者としての色も固定されないのでしょう」(テレビ情報誌の編集者)

 今まで様々な役を演じてきた江口。一方、役作りは特にしてないようだ。インタビュー記事によると、セリフは頭に叩き込むが役を作り込んでしまうと素直に現場の指示に従えなくなるのだとか。どんな役を演じても結局は自分でしかなく、メイクや衣装などスタッフさんの力で、その役に見えるように作ってもらっているだけだという(「ananweb」9月27日配信)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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