朝倉未来の次の対戦相手は誰?(写真/gettyimages)
朝倉未来の次の対戦相手は誰?(写真/gettyimages)

 11月21日に大阪城ホールで行われた「RIZIN.25」のフェザー級初代王者決定戦:朝倉未来vs斎藤裕。未来有利の下馬評が多数を占めたが、結果は2、3Rにテイクダウンを奪い、前に出てペースを作った斎藤が判定勝ちし初代王者に輝いた。試合後、未来は再戦を希望したが、斎藤に負傷があり大晦日などすぐのリマッチは現実的ではない。また、未来に再挑戦の機会が即与えられるのではなく、他の選手との対戦を挟むべきという声もある。コロナ禍で海外選手の渡航が制限される現在だが、未来との対戦・好勝負が期待される国内強豪は少なくない。来年トーナメント開催も噂されるフェザー級、国内の有力ファイターを見ていこう。

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 まず初登場が待たれるのが、「RIZIN.25」でホベルト・サトシ・ソウザとともに柔術デモンストレーションを行ったクレベル・コイケ。静岡のボンサイ柔術に所属するクレベルは先にRIZIN登場を果たしているマルコス・ヨシオとサトシのソウザ兄弟にとって弟というべき存在。だが、89年10月生まれで31歳となるクレベルはソウザ兄弟より早く、10代のうちからDEEPなどの団体でMMA経験を積んできた。その柔術はアグレッシブかつダイナミックで、ヨーロッパ最大の格闘技イベント「KSW」でフェザー級王者となった実績も持つ。KSWのタイトルマッチでは5万人を超す観衆の前で戦って大舞台慣れもしており、11月の柔術デモンストレーション後には「フェザー級のベルトもらいます」と宣言。「RIZIN.22」で矢地祐介を相手にヒクソン・グレイシーを彷彿させる強さを見せたライト級のサトシとともに、揃ってのRIZIN制覇を目指す。

 すでにRIZIN参戦を果たしている中では摩嶋一整(まじま・かずまさ)も確たる実力者。シンガポールに本社を置くRebel FCの王者で、8月の初参戦では斎藤裕にサッカーボールキックから顔面ヒザを浴び敗れたが(2R)、1Rには2度のテイクダウンを奪い寝技で追い込む場面を見せた。未来は斎藤に2度テイクダウンを喫したことが敗因となっており、組みの展開に長けた摩嶋は未来を苦しめる可能性がある。

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