海外FA宣言の沢村はメジャーで通用するか 先駆者が語る「超高速スプリット」の盲点 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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海外FA宣言の沢村はメジャーで通用するか 先駆者が語る「超高速スプリット」の盲点

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巨人時代の沢村拓一投手(C)朝日新聞社

巨人時代の沢村拓一投手(C)朝日新聞社

 プロ野球・千葉ロッテの沢村拓一投手(32)が11月30日、今季中に取得条件を満たした海外フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。今後は米大リーグ挑戦も視野に入れ交渉が始まる。ロッテでは好成績をおさめたが、巨人では低迷が続いた沢村は果たして海を渡った場合、通用するのか。日本人初の大リーガーで、大リーグ解説者のマッシー村上こと村上雅則氏が沢村の評価と、成功へのカギを語った。

【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!

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 1964、65年の2シーズン、サンフランシスコ・ジャイアンツで中継ぎや抑え投手として活躍した村上氏。ここ数年、主に同じ中継ぎや抑えを任されてきた沢村に「米で成功するためにもっとも必要なマウンドでの気の強さ、闘争心を持ち合わせています。不安定な時期があったとはいえ、通用する力も十分にあります」と、まずは太鼓判を押す。

 沢村は、佐野日大高(栃木)では控え投手で無名の存在だったが、中央大で素質が開花。150km超の直球を武器にアマチュア球界屈指の右腕に成長し、2010年のドラフトで「相思相愛」の巨人から1位指名を受けた。

 2011年から、球団としては堀内恒夫氏以来45年ぶりとなる「新人から2年続けての2桁勝利」を記録し、中心選手へと順調に階段を上っているかのように見えたが、その後は不安定な内容が続いた。

 今季、巨人では主に中継ぎで13試合に登板し防御率が6・08と低迷。7月には2軍に落とされ、その2軍でも制球難が続き、屈辱の3軍落ちも経験した。

 ただ、9月上旬に交換トレードでロッテに移籍後は、別人になったかのような圧巻の投球を続けた。

 22試合で計21回を投げ、防御率1・71。29の三振を奪い、奪三振率は12・43と高い数字を記録した。落ちる球であるスプリット、しかも球速が150km前後に達する「超高速」スプリットがたびたび話題となった。

 村上氏は「環境が変わったことで精神面に良い影響を与え、飛躍する選手もいる。沢村はその好例だと思います」と変化を評価したうえで、大リーグで通用する理由をこう分析する。


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